梅雨の深まるこの時期に唐突に始まる新コーナー、『繋ぐぞ！多治見リレー』！！

ここでは、いつまでも残したい多治見の味・応援したい飲食店をいろいろな方面から紹介していきます。

今回紹介するお店は、『喫茶 サントス』です。

「いらっしゃい！」と元気なマスターが迎えてくれるサントスは多治見駅から徒歩3分ぐらい。営業時間は、なんと早朝の4時から。多治見で早朝から動き出す人にコーヒー、モーニングを提供するためだそうです。お店の始まりは昭和39年。今なお料理を作るママの峰子さんが始められました。実は現マスターの靖男さんは、当時のお客さま。どんなドラマがあってサントスのマスターになったのか気になるところです。

そんなサントスの、早朝からのモーニングもさることながらもう1つご紹介したいのはランチ。日替わり5種類ぐらいの選べるランチは峰子さん手作りの逸品たち。圧巻なのはその種類。お盆に所狭しと乗っているのは計9皿。これだけでもおいしく満腹になれること間違いなしですが、そのあとにもバナナにコーヒーとサービスが止まりません。

サービス精神たっぷりの峰子さんが大事にしているのは「お客さまとの和」。その精神を象徴するかのように、サントスはいつも常連さんで賑わっています。なかには50年来のお客さまもいるのだそう。

サントスの常連さんで、ながせ商店街で婦人服店マスハルを営む梶田美恵子さんは、「20年以上ほぼ通っている。コーヒーが好きというのもあるけれど、ママの明るくて気取らない会話で一緒に馬鹿笑いをして一日が始まるのが日常。そういう常連さんがたくさんいる」とおっしゃっていました。

「長くやっているから本当にずっと通ってくれているお客さまがたくさんいます。そんなお客さんがゆっくり落ち着ける場所を作ってあげたい」と峰子さんは語ります。

今後について尋ねると「身体が元気なうちはずっと続けていくつもり。お店を継ぐような人は今いないからいつでも募集中」とやぶさかではない様子。お客さまとの「和」が広がるサントスの次のマスターは、これを読んでいるあなたかもしれませんね。

お店情報

喫茶　サントス

住所：本町2-1-13

営業時間：4時から15時30分

定休日：水曜

電話：（22)2530

※営業時間・定休日は新型コロナウイルスの影響により変更の可能性があります

次回は笠原で80年以上やっている『食事処 やまと』さんと、その常連さんをご紹介します。次回もお楽しみに♪